売買できる株式・株式市場
日本における全ての株式会社が株を発行していますが、
その中で私たちが実際に売買できるのは、
原則として株式市場に上場・公開しているものだけです。
株式の公開には、証券取引所市場への上場と
JASDAQ市場への登録があります。
東京・大阪・名古屋・福岡・札幌・ジャスダックの6ヶ所の証券取引所と
東証マザーズ、大証ヘラクレス、ジャスダック(JASDAQ)の
新興3市場がこれにあたります。
(※JASDAQは2004年12月に、店頭市場から
証券取引所になりました。)
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東京・大阪・名古屋には1部と2部があり、
東証1部と東証2部で、取引全体の9割を占めています。
上場というのは、簡単に言うと会社の株を一般の人が
売買できるように株式市場に登録することです。
東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、ジャスダックの
6ヶ所の証券取引所で、
株式の売買が認められている企業を「上場企業」と言います。
上場には厳しい審査基準が定められており、
100万社以上ある日本の株式会社のうち,
東証1部上場の約1600社、東証2部上場の約550社は、
エリート中のエリートといえますね。
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企業にとっては知名度が上がり、社会的な信用をもとに
資金調達力が大幅にアップしさらに事業の拡大ができます。
また優秀な人材の確保にも優位に働きます。
一方、上場基準が緩やかな新興3市場では、
企業の収益性よりも将来性や成長性が重視されます。
東証マザーズでは、赤字決算でも上場できます。
ハイリスク・ハイリターンの新興市場については、
もう少し詳しく見て行きましょう。
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