そもそも株って…
ここで今一度おさらいをしてみましょう。
企業が事業を行うためには、土地や建物・様々な設備投資・
原材料や人材の調達など、たくさんのお金がかかります。
1つの企業でそれら全てを用意するのは
とても容易ではありません。
そこで株式と呼ばれる出資証券(株券)を発行して
資金を調達するのです。(自己資本)
その資金を元に作られた会社を株式会社と言い、
会社の資金の単位が一株を一単位とするので、
株式とは会社を切り分けたもの、とも言えます。
市場で株式を購入すれば誰でも株主になる事ができ、
つまり株主とは、会社の一部を所有している
オーナーなのです。
Photo by (c)Tomo.Yun
でも私たちが普通「株をやる」という時に
株式を購入するのは、多くはその株が値上がりして
高くなった時に売って儲けることを目論んでいるわけです。
(キャピタルゲイン)
この意味では、株式を買って会社に投資すると言うよりも
投機的な意味合いの方が強いと言えます。
株式会社の起源は一般に、
1602年に設立されたオランダ東インド会社とされています。
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当時の航海は大変な危険を伴うもので、
アジアから無事に戻ってくれば莫大な利益を得る反面、
生きて帰れないケースも多かったのです。
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そんな時に考え出されたのが、
お金のある人から資金を集め、
航海が成功すれば出資金に応じて利益を分配し、
失敗したら出資金は諦めるという仕組みです。
今の株式会社に当てはめてみても
分かりやすいですね。
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