財務諸表とは
財務諸表とは、
金融庁に提出が義務付けられている有価証券報告書の
第一部5項目目、経理の状況に記載されているもので、
以下の内容から成っています。
1.貸借対照表
2.損益計算書
3.キャッシュフロー計算書
4.利益処分計算書(または損失処理計算書)
5.付属明細表
6.主な資産及び負債の内容
7.その他
財務諸表は、決算日から3ヶ月以内に開催される
定時株主総会で承認を得て確定します。
有価証券報告書内に記載する他、
税務報告書に添付する際にも使います。
財務諸表のことを決算書と呼ぶこともあります。
よく「決算短信」という言葉も聞きますが、
決算短信とは、上場会社が正式な決算発表を行う前に
その会社の決算が固まり次第、
内容を開示することになっているものです。
決算書(財務諸表)の速報版みたいなもので、
予想も含まれた数値は必ずしも正確なものではありませんが、
決算内容のポイントが記載されていますので、
最も早く入手できる情報として
多くの投資家が利用しています。
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※正式な決算発表より1〜2ヶ月早く開示されます。
また、各事業年度および中間期の決算発表時の
決算短信とは別に、四半期情報(第一・第三四半期)を
開示している企業もあります。
決算というのは普通年4回あって、
決算日をいつにするかは
各企業が独自に決めていいことになっています。
ほとんどの会社は3月決算ですのでそれを例に取りますと、
第一四半期決算…4月1日〜6月30日
中間決算 …4月1日〜9月30日
第三四半期決算…4月1日〜12月31日
年間決算 …4月1日〜3月31日
上のようになっています。
さてやっと、
ファンダメンタルズ分析にかかせない財務諸表の
各中身について見て行きましょう。
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